挑戦する人の話は、
やっぱり面白い

机で資料を見ながら作業するオンライン家庭教師REVIA代表 原田靖也

先日、地域で開催されたあるセミナーに参加しました。

そこで、一人の方と知り合いました。

話をしていると、その方は今、介護タクシーの開業を目指しているとのことでした。

介護タクシーという言葉自体は、もちろん僕も知っています。

ただ、話を聞いていくと、僕が最初に想像していた「移動が難しい人を病院などへ送迎するサービス」だけではありませんでした。

たとえば、介護タクシーを使って観光名所を巡る。

年齢を重ねたり、長い距離を歩くことが難しくなったりすると、

「旅行に行きたい」

と思っても、移動そのものが大きなハードルになります。

交通手段を考えなければならない。

現地でどれくらい歩くのかも気になる。

家族に負担をかけないかと考えてしまう。

そうして、行きたい気持ちはあっても諦めてしまう人もいると思います。

そこを介護タクシーで支えながら、観光そのものを楽しんでもらう。

話を聞きながら、

「そういう介護タクシーの使い方もあるのか」

と、とても興味をひかれました。

一つのサービスに、いくつもの強みを組み合わせる

さらに面白かったのが、その方は行政書士の資格も持っているということでした。

介護に関する資格もあり、奥様も協力的とのこと。

介護や高齢者との関わりについて知識がある。

移動を支えることができる。

そして行政書士として、相続をはじめとした各種手続きについて、気軽に相談できる存在になることも考えている。

それぞれを別々の仕事として考えるのではなく、自分が持っているものを組み合わせて、一つのサービスにしようとしているわけです。

僕はコンサルタントでもありませんし、介護業界の専門家でもありません。

ですから、

「この事業は絶対に成功する」

などと言える立場ではありません。

それでも、話を聞いていて、

「必要としている人はいるだろうな」

と素直に感じました。

移動に困っている。

旅行に行きたいけれど難しい。

相続や手続きのことで分からないことがあるけれど、誰に相談すればいいのか分からない。

そうした高齢者やその家族にとって、身近に相談できる人がいるというのは心強いのではないでしょうか。

ぜひ形になってほしいし、成功してほしいと思っています。

「新しいもの」は、ゼロから作るとは限らない

その方の話を聞いていて、僕自身が特に印象に残ったのが、

「自分が持っているものを組み合わせる」

という考え方でした。

介護。

行政書士。

移動。

観光。

一つひとつを見れば、すでに世の中にあるものです。

でも、それらを組み合わせることで、その人ならではのサービスになっていく。

新しいことを始めるというと、

「誰もやったことがないものを考えなければならない」

と思ってしまうことがあります。

でも、必ずしもそうではないのだと思います。

これまで経験してきたこと。

身につけてきたこと。

得意なこと。

周囲に協力してくれる人がいること。

そうしたものを組み合わせることで、自分にしか作れない形になることもある。

これは僕自身にとっても、とても参考になる考え方でした。

フィールドは違っても、刺激は受ける

こういう出会いがあると、

世の中には、面白いことを考えて行動している人がたくさんいるんだな

と改めて思います。

自分の仕事だけをして、自分の業界だけを見ていると、なかなかそういう人には出会えません。

少し外へ出て人と話してみると、

「そんなことを考えている人がいるのか」

「そんな仕事の作り方があるのか」

と思わされることがあります。

今回出会った方と僕では、フィールドはまったく違います。

僕は教育。

その方は介護や移動、行政手続きに関わる分野です。

それでも、

自分なりの形で、新しいことを始めようとしている。

そこには、勝手ながら少し共通するものを感じました。

そして同時に、

「自分も負けていられないな」

と思いました。

もちろん、その方と競争するという意味ではありません。

その人が頑張っているから、それ以上の事業を作らなければならないという話でもありません。

自分とは違う場所で、本気で何かを形にしようとしている人を見ると、

「自分も、自分の場所でもっと頑張ろう」

と思える。

そういう刺激を受けた、ということです。

挑戦する人の話は、やっぱり面白い

僕は、新しいことをやろうとしている人の話を聞くのが好きです。

もちろん、挑戦したからといって、すべてが思い通りにいくわけではありません。

始めてみて初めて分かることもあるでしょうし、方向を変えることもあると思います。

それでも、

「こういうことをやってみたい」

「こんな人の役に立ちたい」

「こんなサービスがあったらいいと思う」

と話している人には、独特のエネルギーがあります。

オンライン家庭教師REVIAを始めてから、僕自身も以前よりいろいろな人と出会う機会が増えました。

教育とはまったく関係のない仕事をしている人と話すこともあります。

でも、違うフィールドだからこそ、自分にはなかった考え方に触れられることがあります。

今回もそうでした。

介護タクシーの構想を聞いて、

「こういうサービスがあったら助かる人がいるだろうな」

と思いました。

そして同時に、

「自分ももっと頑張ろう」

と思えました。

フィールドは違っても、挑戦する人から受ける刺激は同じです。

挑戦する人の話は、やっぱり面白い。

これからも、こういう出会いを大切にしていきたいと思います。